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正確な患者情報を記載した英文診断書がないと海外で医療拒否にあう可能性

主治医に依頼しましょう

喘息や心臓病などの持病がある人が海外旅行をする場合、急な発作や体調が悪化するケースを想定しなければなりません。処方されている薬で対処できれば問題ありませんが、そうでない場合は現地の医療機関で医師の診察を受けることになります。

そのような場合に重宝するのが、持病の名称、処方薬、主治医の連絡先、本人の既往歴(過去の病気や手術の経歴)、アレルギーの有無など、救急医療の際に最低限必要な情報を国際標準書式で一枚の紙にまとめた「トラベルカルテ(英文診断書)」です。

日本では医師が患者の診察を拒否することはありませんが、アメリカなどでは救急などの場合を除いて、正確な医療情報がわからない患者の医療を拒否する権利が認められているのです。特定の薬剤へのアレルギーの有無や持病などの情報がわからないと、適切な治療法が選択できないばかりか、最悪の場合、治療によって死を招く危険があるためです。

トラベルカルテは、かかりつけの主治医に書いてもらうに越したことはありませんが、英語による記入ですので、わからない可能性があります。そういった場合は大きな病院に予め問い合わせるか、日本旅行医学会の認定医がいる病院を探すとよいでしょう。

多少の手間はかかりますが、費用を抑えたい方には日本旅行医学会が監修した「自己記入式安全カルテ」がオススメです。丸善や紀伊国屋などの大型書店で取り扱っていますし、大手のネット通販型書店でも購入することができます。また、ネット経由でAIU保険会社の海外旅行保険に加入すると、記入式の簡易とラベルカルテが付いてきますので、健康な人はこちらを利用するのもよいでしょう。

 
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